| 今夏は地球温暖化を実感させられる炎暑の日々でしたが、8月も末のあたりから、すき透るような風が吹きはじめ、
 実りの秋近いことを思わせます。
 皆さまには益々お元気のことと存じます。
 
 
 おふくろの味 「イタリアへ行ってきます」という私に「エッ?なんでマカロニとスパゲティの国へナンテお料理習いに行くの?」
 それは私が初めてイタリアへの旅立ちのとき、1969年春のことでした。
 
 当時スパゲティといえば茹でて水洗いしバターで炒めてケチャップで和える・・・
 それは大人も子供も大好きなお料理の一つでした。
 
 さて、イタリアへいって驚きました。
 見ると聞くとは大違いのカルチャーショック。
 その国の料理はそこにいってみなけりゃわからない!
 その時つくづく感じたことでした。
 
 以来、国内での勉強とあわせ再三にわたって海外での研修を重ね、
 お教室で和食は勿論、
 いろいろな国の様々なお料理やお菓子を時流に合わせてレッスンし、
 今や全科でその数はおよそ1500品になろうとしておりますが・・・
 近ごろは昔からの日本のお惣菜が
 世界で一番の健康食と見直されるようになりました。
 
 若い方たちの体型のすばらしさには目を見張るものがありますが、
 日本人の体にはやっぱり季節の魚と野菜で一汁三菜が欠かせぬようです。
 
 おふくろの味は永遠ですね。
 これからもよろしくお願い申し上げます。
 河田美佐
 
 |